概要
空気の通り道は気道と呼ばれ、上気道(鼻、咽頭、喉頭)と下気道(気管、気管支、細気管支、肺胞)に分けられます。かぜ症候群はウイルス感染(ライノウイルス、コロナウイルス、RSウイルス、アデノウイルスなど)により上気道に起こる急性炎症の総称で、急性鼻炎、急性咽頭炎、急性喉頭炎などをいいます。局所の症状としてくしゃみ、鼻水、鼻づまり、のどの痛み、咳、痰、声がれなどがあり、全身症状としては、発熱、頭痛、関節痛、消化器症状(下痢や腹痛)を伴うこともあります。自然軽快が多いですが、急性副鼻腔炎、急性中耳炎などの合併症を起こすことがあります。