症状

季節性同様に、鼻汁、鼻閉、くしゃみの症状がみられます。

原因

ハウスダストやダニが挙げられます。他にもカビ(室内環境に起因)、イヌやネコのフケなども通年性アレルギーの原因となります。

検査

視診、または鼻内内視鏡検査:鼻の粘膜を確認します。鼻粘膜が蒼白に腫脹し水様性の鼻汁が多くみられます。
鼻汁好酸球検査:鼻汁中に含まれている好酸球を調べます。
採血:血液検査で何に対してアレルギー反応がでているのかを確認します。

治療

診療ガイドラインに基づき重症度の判定を行い治療を決定します。
1. 服薬治療
抗ヒスタミン薬の服用と点鼻ステロイド噴霧薬が治療の中心となります。症状が強い方の場合は、鼻閉改善の内服薬(抗ロイコトリエン薬やプロスタグランジンD₂・トロンボキサンA₂受容体拮抗薬)や漢方薬を併用します。
★効果のある薬がわかっているのであれば診察時にぜひ教えてください

2. 舌下免疫療法
アレルギーの原因物質(ダニ抗原)を少量から投与し徐々に体を慣らしていく治療です。ダニの舌下免疫療法の開始時期には制限はありません。治療を開始し、通常3年から4年の治療期間が必要になります。