症状
聞こえの悪さを自覚することよりは、耳のつまり感、耳鳴り、音がこもるといった軽微な症状であることが多いようです。聴覚過敏と言われる音の響く感じを訴えることもあります。自然軽快もありますが、2-3日しても軽微な症状が持続する場合はクリニックを受診したうえでの検査をお勧めします。病気の原因は内リンパ水腫と言われますが突発性難聴と同じように繁忙期での業務負荷や異動に伴う職場ストレス、ご家庭でのストレス(育児や介護)で起こる場合もあります。
検査
聴力検査:左右の聴力を調べ異常の有無を確認します。一則の低周波数域の聴力の低下(難聴)が特徴です。
めまい検査:めまい症状がある場合は眼振検査(目の動きを観察する検査)を行います。
治療
ステロイドホルモン剤:神経鞘の腫れを軽快し、炎症の抑制や内耳の機能回復のための使用します。
漢方薬(柴苓湯や五苓散)体内の水分を調節します
循環改善薬(ATP):内耳の血流を改善します
ビタミンB12製剤:神経変性の予防と神経の保護を行います
予後
予後は比較的よいと言われていますが繰り返すことが多いので、急な耳のこもった感じ、急な耳鳴りには注意が必要です。