症状

自声強聴と言われる自分の声が耳に響いたり、鼻で呼吸すると耳で音がするといった症状があります。急な体重減少、妊娠などにより、耳とのどを繋ぐ耳管周囲の筋肉量が減り、耳管が開いた状態になってしまい音が響くようになります。抗がん剤治療後の体重減少で起こる場合もあります。臥位や前屈位で症状が軽くなることがあります。

検査

視診:呼吸時の鼓膜の動揺を観察します。
ティンパノメトリー検査:鼓膜の動きを観察します。

治療

生理食塩水を点鼻薬として利用して耳管開口部を充填する。
漢方薬を処方する。
重症の場合は、耳管ピンの挿入が必要となることがあります。