症状

聴覚症状(難聴、耳鳴り、耳のつまり感など)を伴うめまい発作を繰り返すのが特徴です。めまいは10分程度から数時間程度続き、吐き気や嘔吐が生じますが、ろれつが回らない、手足がしびれるなど中枢性(頭)の病気を疑うような症状はおきません。めまい発作に伴って聴覚症状が変動するのも特徴で、初期にはめまいが軽くなるとともに聴覚症状も改善しますが、めまい発作を繰り返すうちに改善しにくくなり難聴が進行することがあります。内耳に生じた内リンパ水腫(水ぶくれ)が原因で、過労・睡眠不足・ストレスがきっかけになります。

検査

聴力検査:聴覚症状の確認のため聴力を評価します。
眼振検査:めまいの確認のため眼振検査(目の動きを観察する検査)を行います。

治療

めまい発作期は、めまいを抑える薬や内耳の状態を改善する薬を使用します。難聴の程度によりステロイドを使用することがあります。
発作がない間欠期には、過労・睡眠不足・ストレスを回避するなどご自身でも気をつけて生活して頂くことが大切です。必要に応じて内耳の状態を改善する薬を併用します。